明度と彩度の違いを見分けよう!(色彩検定®3級)

  • 更新日:2020/07/12
  • 色彩を勉強されたことのある方にはお馴染みの明度と彩度ですが、なんとなく聞いたことはあるけれども、違いはよく知らい・・・、という方も多いと思います。明度と彩度がどう違うのか、今回はそこにフォーカスしてみたいと思います。
    色の三属性
    「明るい赤色」というとどのような赤をイメージしますか?ピンクのように明るい色やコーラルのようにややオレンジがかった明るい色、あるいはウルトラマンの赤や、やや紫がかった赤など人によって想像する色が違うと思います。

    そのために、どのような「明るい赤色」なのかを数値や記号で表して同じ色を共有できるように、色を体系的に整理する方法が開発されています。

    古くはニュートンの時代までさかのぼるのですが、現在はPCCS(日本色研配色体系)マンセル表色系など、複数の表色系と呼ばれる色のアルファベットのような表(実際には3次元の立体ですが)が世界で活用されています。

    その色を数値化するために、色の三属性という色相・明度・彩度の3つの物差しが使われています。色相は赤・橙・黄・緑・・・といった色あいを表し、明度は色の明るさ、彩度は色の鮮やかさを表します。

    「明るい赤色」は、例えばPCCSでは「2:R-7.0-6s」と表記することで、「色相はR(レッド)、明度が7.0ポイント、彩度が6ポイント」といった感じです。
    明度と彩度



    明度は明るさの物差しで、彩度は鮮やかさの物差しです。上の図で、黄色系の4色は上の色ほど明度が高く、下の色ほど明度が低くなっています。青紫系の4色は左の色ほど彩度が低く、右の色ほど彩度が高くなっています。
     
    明度と彩度の違いを見分けよう!
    ここで問題です。

    次の2つの色について、②が①と比べて高くなっているのは明度と彩度のどちらでしょうか。




    正解は、

    「彩度」になります。

    彩度は色の鮮やかさの物差しで、②は①よりも色が鮮やかな状態になります。

    では明度は?というと、明度も若干明るくなっていますが、ほぼ同じ明るさになっています。明度が高くなると次の③のようになります。




    ③は①と鮮やかさ(色の強さ)が同程度で明るい色です。明度が高くなると白色に近い色になります。絵の具で白を混ぜたときのような状態です。明度が低くなると黒に近い色になっていきます。彩度が低くなると無彩色(白やグレーや黒)になっていきます。彩度が低くなる時、その色の明度によって白に近い無彩色になるか、グレーに近い無彩色になるか、黒に近い無彩色になるかが決まります。

    先の黄色の場合、彩度が高くなると次のようになります。




    先の青紫の場合は、明度の違いは次のようになります。




    明度と彩度はトーン(色調)を理解するうえで重要な要素となります。トーンを合わせるために、明度が違う色を選んだほうがよいのか、彩度が違う色を選んだほうがよいのか、見分ける力が身についていると色選びに迷いにくくなりますよ♪(PCCSのトーン概念図をご参照ください。)

    色の三属性については、下記のページもご覧ください。

     

    色の三属性(色相・明度・彩度を理解すると色がわかる!)

    更新日:2020/04/19 上にある色は全部で24色ですよね。 では、何色がありますか? 赤、青、黄色、緑、ピンク、オレンジ、グレー、...

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