色彩トピックス

” 暮らしを愉しくする色のあれこれ ”

 

なじみのある色には心地よさを感じます。青と白、青と黄のどちらを見慣れていますか?

  • 作成日:2020/11/19

  • 更新日:2020/11/24
  • ここのところ小春日和続きて、気持ちのよい日々ですね。


    北関東から北部は紅葉も見ごろを迎えお出かけしたくなる陽気です。コロナの第3波がやってきていますので、お出かけする回数を減らし、対策を充分に行ってください。静岡の修善寺は紅葉はまだでした。小春日和の陽気は海岸に見つけることができましたよ。
    見慣れた色の組合せに心地よさを感じる
    ジャッドの四原理(色彩調和の基本原理)の中に「なじみの原理」があります。代表的なものにナチュラルハーモニー(黄色に近い色ほど明るく、青に近い色ほど暗い色の組合せ手になっている配色)がありますが、青と白に馴染みを感じる方も多いでしょう。


    修善寺のある伊豆半島。伊東市で遊覧船に乗ると、餌付けされたカモメが寄ってきました。久しぶりに多数のカモメを見ましたが、海、空の青と相まってすっきりと爽やかでした。

     
    青と白の組合せ

    青と白の組合せ


    この日はとてもよく晴れていて、マリンブルー、スカイブルー、そして雲の白/グレイ、カモメの白/グレイが印象的でした。

     
    青と白の組合せ


    青と白の組合せはクリア、クール、モダンなスタイルを作り出す配色です。爽やかなクリアからコントラストが強くハードな(鋭い)印象になるほどモダンな印象になっていきます。


    写真の海と空と雲・カモメからはクリア~クールな印象、清涼感があり気持ちがリフレッシュする印象を受けます。
    青と黄の組合せと比べてみよう
    青と白/グレイの組合せを青と黄の組合せと比べてみるといかがでしょうか。

    青と黄の組合せ
     
    青と黄の組合せ


    青と黄の組合せも配色技法としては安定感のある心地よい配色とされています。対照色相で明快な配色、リズミカルな配色として多用されます。


    こちらと青と白/グレイの組合せを比較した場合、青と白/グレイの方が変化が少なく落ち着きを感じる方が多いと思います。


    白と黄の違いが無彩色とビビッドカラーということが第一にありますが、見かける回数も大きく影響していると考えられます。


    自然界にも青と黄の配色は植物に見られますが、晴れた日によく見かける青と白/グレイは自然体のリラックス感、ポジティブ感が私たちに刷り込まれているようです。


    このようになじみのある配色は心地よく感じやすいものですので、カラーデザイン、カラーコーディ―ネートで検討してみてください。

     

    <青と白のシーン>

     
    青と白の組合せ

    青と白の組合せ

    青と白の組合せ

    青と白の組合せ

    青と白の組合せ
     

    <青と黄のシーン>

     
    青と黄の組合せ

    青と黄の組合せ

    青と黄の組合せ

    青と黄の組合せ

    青と白の組合せ
     
    アンケート結果
    青と白、青と黄の組合せを比較してより心地よく感じるのはどちらか、理由も合わせてアンケートを実施しました。20代~60代の男女30名の回答結果は以下の通りです。
     
    年代 性別 回答
    20代 女性 心地よさで選ぶと、青と白です。黄色は心地よさを基準にすると眩しいです。
    20代 女性 青白 黄色が眩しすぎて落ち着かない
    20代 女性 青と白。シンプルで良い
    30代 女性 青と白 落ち着いてみえる
    30代 女性 青と白。黄色は主張が強すぎて疲れるから。
    30代 女性 青と白です。黄色のイメージが危険、警告の認識なので。
    30代 女性 青と白。青と黄色はちかちかするから。
    30代 女性 青白 黄色は目立つし目が痛くなるから
    30代 女性 青と白。シンプルな色があった方が落ち着くと思うから。
    30代 女性 青と白。きつくないし目にやさしい。爽やかな印象
    40代 女性 青と白です。爽やかな色の組み合わせだから。不快に思わせない色の組み合わせだと思います。
    40代 女性 青と白、青と黄だと反対色に近いのでインパクトはありますが…。
    40代 女性 青と白。 爽やか。 水玉のイメージ。
    40代 女性 青と白、さわやかですっきりした印象なので
    40代 女性 青と白。青空、雲、海、波しぶきを連想させ癒されます。
    40代 女性 青白。黄色だと目がチカチカする。
    40代 女性 青と白の方が心地良く感じます。黄色は注意色というイメージだからか、落ち着きません。
    50代 女性 心地よさなら白の方。爽やかな印象だから。黄色は快活なイメージ
    50代 女性 青と黄。あたたかい感じがしました。白は夏なら良いけど今は冷たい感じがして×。
    50代 女性 青と白です。落ち着きます。
    50代 女性 青と白。黄色は落ち着かない。なぜかTSUTAYAのイメージがある。
    50代 女性 青と白の組み合わせ 黄色は看板などの目立つものには適していると思いますが、心地よさは白がいいと思います。
    60代 女性 青と白、なんとなく落ち着いて見えます。
    30代 男性 青と白。爽やかで安心感があるので。青と黄は落ち着かない。
    30代 男性 青と白 濃淡がはっきりしている方が良い
    40代 男性 青と白。自然ですっきりとした感じに思う。黄色はまぶしい。
    40代 男性 青と黄です。 好きな色なので印象は良いです。
    50代 男性 「青と白」ですね、黄色は強すぎて眩しいから、青と白は心地良く落ち着いた感じがします。
    50代 男性 青白の方が良く感じる。黄色はビビット過ぎて落ち着かない。
    50代 男性 心地よいのは青と白。黄色は落ち着かない。


    青と白と青と黄では、青と白により心地よさを感じる結果となりました。青と黄に心地よさを感じると回答された方は「青と黄。あたたかい感じがしました。白は夏なら良いけど今は冷たい感じがして×。」ということで、青と白のクールな雰囲気に肌寒さを感じられました。

    青と黄は全体的に「ぎらぎら」しているという印象です。回答グループの性格が出ているかもしれませんね。ただ一般的に青と白、青と黄を比べると後者に変化を強く感じると思います。
     
    ライター・編集者

    カラーオン Mitsuru

    カラーコーディネーター

    自転車店勤務時代にウェブデザイン・チラシデザインの制作、オリジナルデザイン自転車(TVドラマでも使用)の企画を担当したことから色彩の世界へ。 「色彩が社会を元気にする!」をモットーに、多くの人が色・コーディネート・デザインを楽しめるようにコンテンツをご提供しています。