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カラーコーディネートのポイント(ジャッドの色彩調和、四つの原理)

  • 更新日:2020/04/19
  • ファッションやインテリアのカラーコーディネートを考えるとき、何を基準に考えますか?

    はじめに好きな色を選んで、それに合う色を選ぶときに全体のイメージを考えて ・・・
    はじめに着ていくシーンにおかしくない色を選んで、自分に似合う色を選んで ・・・

    いろいろ悩んでしまいますよね。

    色の研究をした人は歴史上たくさんいらっしゃいますが、アメリカの色彩学者のジャッド(1900~1972)は20世紀に現代色彩科学の発展に大きく貢献しました。

    ジャッドがまとめた色彩調和(心地よいと感じる配色)はカラーコーディネートを考えるときにポイントになります。

    ジャッドは「基本的に色彩調和は好き嫌いの問題である」としながらも、色彩調和を次の4つの原理にまとめました。
    秩序の原理

    表色系や色立体で等間隔に並べられた色で構成されたカラーを選ぶ。

    PCCSやマンセル表色系、あるいはその他の表色系でも色を数値化した並べることができますが、その中から同程度の差がある色を選ぶことで心地よい配色になりやすくなる、ということです。

    例えばPCCSでv2とv10とv18は同じトーンで色相が8づつ異なります。この配色を特にトライアドと言うように、心地よい配色になっています。
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    なじみの原理

    私たちは自分になじみのある色の組合せは心地よく感じやすくなっています。

    子供のころによく目にしていた色をはじめ、社会全体としても自然界に存在している色の組合せは心地よく感じやすくなっています。

    例えば、ナチュラルカラーハーモニーという配色技法がありますが、自然界ではより黄色に近い色相は明るく、青に近い色相が暗くなっていることが多くなっています。

    太陽の光の影響で、木々の葉は表面は日向になっている黄緑色で、陰になっている裏面は緑色(やや青みに感じる)になっています。

    そのように私たちが普段から目にしている色の組合せは多くの人が心地よく感じます。
     
    類似性の原理

    ホワイトとベージュとアイボリーのように似ている色の組合せは心地よく感じます。

    トーンを合わせてイメージを整えることで、すっきりと腑に落ちて受け入れやすい色の組合せになります。

    またジャッドはもし2つの塗料が不調和な色でも、一方の色に他方の色を少し混ぜて2つの色の差が縮まり共通性を感じられたら、もはや不調和な組み合わせに見えないと言っています。

    少しの色の違いや、その色に共通性を”感じたら”調和して見えるというのは、ヒトの視覚や経験の違いに因るところもあって、完全な唯一の正解はないということなのでしょうね。

    そこが色彩の面白いところだと思います。
     
    明瞭性の原理

    あいまいな差のある色の組合せは心地よく感じません。類似性の範囲でならよいですが、中途半端な色の違いは私たちにはあまり受け入れやすくないようです。

    あいまいな色の組合せよりもはっきりとした色の組合せのほうが心地よく感じます。

    例えば白字にアイボリーの円よりも、白地に赤の円(日の丸)や、紺と水色の組合せなどですね。
     
    その他のカラーコーディネートのポイント
    その他にもいろいろな配色調和があります。シュブルール、オストワルト、ルードなどいろいろな色彩研究者が過去に様々な方法を提案しています。

    これらについてはまた改めて紹介させていただきます。

    ぜひジャッドの4つの原理を意識しながら、色彩選びを楽しんでみてください!
     
     

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