色彩トピックス

” 暮らしを愉しくする色のあれこれ ”

 

ハルン染織物、春日麻衣子先生 ~染め織りを共有する~

  • 作成日:2020/11/12

  • 更新日:2020/11/17
  • 色を発することを繰り返していくと、一つ一つの色を重ねて作られる彩りにどんどん魅了されていきます。ウェブデザイン、チラシなどの配色デザインでより表現したいイメージやニュアンスを作り出すことも愉しいのですが、やはり色は自然の色。太陽の光が織りなす色を愉しむことが一番の醍醐味ではないでしょうか。


    今回は、名古屋市千種区で織物教室を運営し、ご自身でも染め、織り、製品を作られているハルン染織物の春日麻衣子さんをご紹介します。
    織物教室
    春日さんとお話をしていると、朗らかな笑顔に時間の流れがゆったりと感じてきます。


    織物教室では織り方など技術的な課題が設定され、その用法を使って何を織るかは受講者が自由に決めることができます。ご家庭で自分でも製作ができるように卓上手織り機を使用したレッスンが行われています。


     
    ハルン染織物

    春日さんはご自身で染め、織り、作品をつくられている作家さんでもあります。そのため教室で受講される方は配色やデザインについても実践的に学ぶことができます。春日さんの教室では受講されている方の気持ちを第一に運営が行われていますので、受講生ひとりひとりのペースに合わせた指導が行われています。


    「講師としての負担は大きいのですが、一緒に織物をすることが愉しいから続けられる。手織りをする人が増えると楽しい。」


     
    ハルン染織物

    作りたい物、作りたい色を織る。手作りには作り手の想いが込められたストーリーがあります。


    自分と向き合って、自分の作りたいものはこれだ!と作りはじめる。そして完成が近づくにつれて、作りたいものはこれじゃなかった…となる。アウトプットして失敗してはじめてわかることがある。そのような感じで1、2年続けていくと垢ぬけた感じになっていくとのことです。


    手織りの場合、同じ色で出来上がることがありません。一見すると同じ色に思えても、よく見ればムラがあり、作り手のストーリーを聞けば色が違って見えてきます。


    基本が大事。でもいろいろな色に触れた作り手のフィルタを通して出来上がる色は無限です。いいものに触れて自分のフィルタを作っていく。春日さんは織りを通じて、心の育成を提供されています。


     
    ハルン染織物

    教室は月謝制で月2コマから受講が可能です。制作と教室運営でお忙しくされていますので、入会はタイミングが必要かもしれませんが、作品のことなど気になる方はお問い合わせしてみてください。

    >>教室の詳細はこちら


    そのように教室運営をされている春日さんは、今ホームスパンに魅力を感じているようです。イギリス発祥、日本では岩手県が一大産地となったホームスパン。羊毛の温もりと手作りの温もり。画一的ではなく、ムラのある製品ができるところに、惹かれているようです。これからその”沼”にはまっていかれるようですよ♪
     
    作品販売
    春日さんが制作された作品は、教室に併設されているショップ、オンラインショップ、展示会イベントで購入することができます。

    オンラインショップはiichiに開設されています。展示会は年に6回ほどで百貨店などでも行われています。春日さんの作品はすべて一から手作りをされていますので、大量生産することはできません。

     
    ハルン染織物


    色合い・風合いをはじめ作品から感じるものはアート作品のようにユーザーひとりひとり違う。春日さんはユーザーとの製品を通じたコミュニケーションから生まれる信頼関係を大切にしているからこそ、時間がかかっても染め、紡ぎ、織りの工程をご自身で行い作品を作り続けられています。

     
    ハルン染織物
       
    Happy color life for you, your family and your neighbers.
    ライター・編集者

    カラーオン Mitsuru

    カラーコーディネーター

    自転車店勤務時代にウェブデザイン・チラシデザインの制作、オリジナルデザイン自転車(TVドラマでも使用)の企画を担当したことから色彩の世界へ。 「色彩が社会を元気にする!」をモットーに、多くの人が色・コーディネート・デザインを楽しめるようにコンテンツをご提供しています。