〇〇の三原色?心理四原色?これって何が違うの?

  • 更新日:2020/08/31
  • 色彩の勉強をしていると、〇〇の三原色とか、〇〇四原色とか、あるいは基本色名とか似ている区分がいくつか出てきますよね。


    印刷業界や照明業界、色彩心理学の専門家、色彩文化・歴史の専門家を目指す方は詳細を理解しておかなければなりませんが、ファッションやインテリアのカラーコーディネートにおいては、深入りする必要はないかもしれません。


    しかしながら、いずれの区分も色彩検定®3級レベルの知識を持っておくと、後のち色選びに役に立ちます。特に色相環の中での位置関係を把握する一つのポイントになりますので、だいたいどんな色なのか区別はできるようになっておきたいですね♪
    色料の三原色、色光の三原色
    加法混色・減法混色といって、見た目の混色には2つの方法(というか状態)があります。


    加法混色は照明光のように2つの色を混ぜ合わせる(重ね合わせる)と元の色よりも明るい(=白に近い)色になる混色方法です。この加法混色において、2つの色を混ぜ合わせても作ることができない、基本的な色が赤・緑・青で、この3色を加法混色の三原色といい、色光の三原色とも言います。

     


    減法混色は絵の具のように混ぜ合わせると元の色よりも暗い色になる(=黒に近くなる)混色方法です。減法混色の原色はイエロー・シアン・マゼンタで、これらを減法混色の三原色と言います。また色料の三原色とも言います。

     
    心理四原色
    それでは心理四原色とは何でしょう。心理四原色は赤なら赤の色みしか感じられず、「ちょっと橙っぽい」とか、「少し紫がかって見える」ことのない「赤」で、青なら最も青らしい青ということになります。

     


    心理四原色は赤、黄、緑、青の4色になります。PCCS(詳しくはこちら)はこの4色を基準に構成されています。心理四原色の心理補色(詳しくはこちら)である青緑、青紫、赤紫、黄みの橙を加えた8色、さらに間を補う4色の合計12色と、その12色の間の色12色を加えた24色で色相環を構成しています。
    基本色名とは・・・
    基本色名とは色の名称のことで、三原色のように科学的に規定されたものでも、四原色のように心理的に特定されるものではありません。私たちの歴史・文化の過程で使用されるようになった「ことば」です。


    例えば、日本で初めて色の呼び名がついた時、その呼び名は「あか」「くろ」「しろ」「あお」の4つのみだったとされています。すべての色をこの4つの言葉で表現していたようです。桃色、鶯色、藍色などはもちろん、赤紫、橙、緑、黄といった呼び方も文化が発展するにつれて使われるようになっていきます。


    元々の色の呼び方であった「あか」「くろ」「しろ」「あお」は基本色名になります。現在は色の呼び方は無数にありますので、JIS規格では基本色名を有彩色で10色、無彩色で3色規定しています。

     


    有彩色は赤、黄、緑、青、紫を基本にそれだけでは日常生活の中の色を伝えきれないので、それぞれの間の色である黄赤、黄緑、青緑、青紫、赤紫を加えています。無彩色は白、灰色、黒の3色です。


    基本色名は灰色以外は、動植物や物の名称ではありません。灰色だけはその色を表す日常的な言葉がなかったために、物の名称から名付けられています。


    ちなみに、はじめて色の呼び名がついた「あか」「くろ」「しろ」「あお」は、そのまま形容詞になっています。「赤い」「白い」「黒い」「青い」。基本色名は文化歴史をもとにした色の呼び名と言えます。
    色彩eラーニングセンター
    色彩検定®とは(色彩検定®情報)
    作品・商品紹介依頼フォームへ

    何色の気分?

    色入替え

    <記事一覧>

    最新記事

    7日間アクセスランキング

    ~~ 「色を楽しむ」コンテンツ ~~

    7日間アクセスランキング

    ~~ 「色彩を学ぶ」コンテンツ ~~