色彩トピックス

” 暮らしを愉しくする色のあれこれ ”

 

【色彩クイズ】日本の色名として最も古いものは?

  • 作成日:2023/01/08

  • 今日のクイズは色名の起源についてです。

    世界各地の言語には様々な色名がありますが、それぞれの言葉で色名が誕生するときには一定のルールがありそうです。(詳しくはバーリンとケイの「基本色彩語」をご参照ください。)

    日本にもいろいろな色名がありますが、一番最初はどのような名称が使われていたのでしょうか。
    【問題】日本の色を表す単語で最も古くから使用されていたとされる4色に含まれないものはどれでしょう。
    1. あか
    2. みどり
    3. あお
    4. しろ
    5. くろ
    みどり
    <解説>

    日本語における最古の色名は、色そのものというよりも光の状態を指していたと言われています。それは「明・暗・顕・漠」の4つで、それぞれ「あか・くろ・しろ・あお」に対応する言葉だったそうです。

    「明」は明るいという意味で、夜が明けていくときの朝焼けの空の色(赤色系)を指していたようです。

    「暗」は暗い状態、夜に何も見えない状態の色(黒色系)を指していたようです。

    「顕」は夜が完全に明けて、はっきりものが見えるようになった状態を指していたようです。

    「漠」は明と暗の中間の状態(青みがかった状態)を指していたようです。

    今でも明暗という言葉が2つの相反するものの意味で使われますが、古代においては赤と黒がそれに該当していたようですね。

    またこの4色は現在でも真っ白、真っ赤のように「真っ」を付けたり、赤々と、黒々とといったように繰り返しで使われる特徴があります。例えば緑は真っ緑とは言わず、緑々と、とも使わないですね。

    青々と生い茂る草木や青信号といったように、現在は緑色で代表される色を青と呼んでいる点も、そのルーツは「漠」にあるようです。

    自然の夜明け
    ライター・編集者

    カラーオン Mitsuru

    カラーコーディネーター

    自転車店勤務時代にウェブデザイン・チラシデザインの制作、オリジナルデザイン自転車(TVドラマでも使用)の企画を担当したことから色彩の世界へ。 「色彩が社会を元気にする!」をモットーに、多くの人が色・コーディネート・デザインを楽しめるようにコンテンツをご提供しています。
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