【色彩クイズ】青磁器の禁色となった色
今日のクイズは中国唐の時代からです。
青磁器が盛んに作られるようになり、優れたものは天使に献上されるようになりました。その時使われた色についてです。
青磁器が盛んに作られるようになり、優れたものは天使に献上されるようになりました。その時使われた色についてです。
【問題】中国唐の時代に天使に献上された青磁の色で禁色となった色は次のうちどれでしょう。
- 漆黒(しっこく)
- 秘色(ひそく)
- 白群(びゃくぐん)
秘色(ひそく)
<解説>
青磁は青磁の最高級品の色です。淡い青緑色で神秘的な色合いをしています。唐の時代に中国越州窯で、鉄づ分を含んだ淡い青色の釉薬を全体にかけて作られました。
この青磁の色はやがて禁色となりで秘色(ひそく)と呼ばれるようになったようです。
陸亀蒙は次のように秘色の青磁を称賛したとされています。「九天の風露が越窯を開けば千峰の緑を奪い取ることができる」
天使をはじめ広く神秘的な高級な色として重宝されたようですね。
選択肢のうち、白群(びゃくぐん)はアズライトを原料とする青色顔料による色です。群青の薄い色になります。
【Instagramより】青磁器
ライター・編集者
カラーオン Mitsuru
カラーコーディネーター自転車店勤務時代にウェブデザイン・チラシデザインの制作、オリジナルデザイン自転車(TVドラマでも使用)の企画を担当したことから色彩の世界へ。 「色彩が社会を元気にする!」をモットーに、多くの人が色・コーディネート・デザインを楽しめるようにコンテンツをご提供しています。