メンズファッション

色彩があなたの力になる!

ネクタイで色の調和を考えてみよう!③

  • 作成日:2020/06/06

  • カラーコーディネートを学ぶと、ネクタイ選びも楽しくなります。

    ネクタイからカラーコーディネートを考える企画の3回目。今回はトーンイントーン配色を中心としたカラーコーディネートをご紹介します。

    >>初回(カラフル!おしゃれなネクタイでカラーコーディネートを楽しもう!)
    >>2回目(ネクタイで色の調和を考えてみよう!)
    トーンイントーン配色は同一あるいは類似のトーン(隣接するトーン)で、トーンごとの印象が伝わるコーディネートです。

    明るい色の組合せなら「健康的な、陽気な、さわやかな、楽しい」といったイメージに、暗い色なら「深い、充実した、伝統的な、大人っぽい、丈夫な」といったイメージになります。

    トーンを合わせて色を選ぶと調和しやすく、失敗したな~と思うことも少なくなります。複数の色が使われていて何をどう合わせていいかわからないときには、トーンを整えてみましょう。

    ※トーンについてはPCCS(日本色研配色体系)をご覧ください。
     
    ①アクセントにダークカラーを使用した落ち着いた雰囲気のネクタイ
     
     
     
    <PCCSトーン図(近似色)>
    一つ目のご紹介するこちらのネクタイは、基本色がd(ダル)~sf(ソフト)、ltg(ライトグレイッシュ)のトーンの中間のような色でまとめられています。

    ニュアンスを帯びた優しいハーモニーで、優しい穏やか落ち着いた中庸感情を抑えた冷静な控えめな柔和な、といったイメージワードが並びます。

    そこにアクセントとして固い、渋いトーンのブルー系カラーが加わっています。こちらは基本色のブルーと同じ色相で連動性があるので違和感がありません。

    基本色のイメージにブルーの誠実なしっかりとした真面目なイメージがプラスされ、全体的に落ち着いた配色となっています。
    ②トーナル配色の代表例
     
     
    <PCCSトーン図(近似色)>
    2つ目にご紹介するこちらのネクタイは、g(グレイッシュ)とd(ダル)の間かやや暗いトーンの配色になっています。

    トーナル配色と呼ばれ、古くから使われてきた配色になります。1つ目のネクタイの色よりも暗く鈍いトーンで、クラシカルで落ち着いた大人びた印象を受けます。

    同じトーンの色でも特に黄色系のブラウン、オリーブは自然を思わせるナチュラルな色です。こちらのネクタイは全体的にナチュラル×クラシックなイメージとなります。

    またアクセントとして、ブラウンとオリーブの中間の色相である黄色の明るめの色が使われていて、色みに連続性があり安定した配色になっています。
    ③ディープからダークなトーンのクール系カラー
     
     
     
    <PCCSトーン図(近似色)>
    最後にご紹介するネクタイは、臙脂と濃紺のツートンカラーです。

    dk(ダーク)トーンの色の組合せで、伝統的な、クラシックな、しっかりとした印象になります。白シャツに合わせることでトーンのイメージが際立ちます。

    商談の最終段階や人前で気の引き締まる話をするときなど、動じてはいけない場面におすすめの配色になります。

    堂々とし芯を抑えて譲らない気持ちを伝える色で、自分にも相手方にも影響します。

    こちらのネクタイは斜めのボーダーになっていますが、真横のボーダーになるとラガーマンのような、いっそうしっかりとしたハードでダンディーなイメージになります。

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    トーンイントーン配色は安定感があり、トーンのイメージが伝わる配色です。朝のネクタイ選びに迷う方は、トーンが整ったネクタイを購入しておくと安心ですよ。
    ライター・編集者

    カラーオン Mitsuru

    カラーコーディネーター

    自転車店勤務時代にウェブデザイン・チラシデザインの制作、オリジナルデザイン自転車(TVドラマでも使用)の企画を担当したことから色彩の世界へ。 「色彩が社会を元気にする!」をモットーに、多くの人が色・コーディネート・デザインを楽しめるようにコンテンツをご提供しています。