JAFCA(ジャフカ、日本流行色協会)が発表・提案している2021年秋冬メンズウェアのカラートレンド(テーマ)をご紹介します。
詳細については
JAFCAホームページをご確認ください。
メンズカラーの全体的なテーマとしては、
“Less is more” レス イズ モア(より少ないことは、より豊かなこと)ということで、
トレンド価値観が付加的事象構造ではなく、必要最小限の制限域におけるクリエイティビティが尊重されるシーズンを迎える
※前述のJAFCAホームページより
と考えられています。
コロナによる社会システムの変動を受け、個人として生きることと地球全体として生きることへの一人ひとりの思考が深まり、多様性をどのようにして実現するのか、多面的な世界をどのように活かすのか注目が集まっています。
それとともによりどころとなる安定した場所の希求、複雑さではなくシンプルにありのままを求める姿勢の共有が進んでいるのではないでしょうか。
1.Rustic Standard ラスティック・スタンダード
今シーズンを象徴するベーシックカラー。粗野な表情が特徴的で、杢調のライトベージュ~ライトグレーをメインに構成されています。自然の中でも丁寧に柔らかい表情を感じるテーマになっています。
2.Grid & Shadow グリッド&シャドー
ソリッドなグリッドシステムやシャドウを取り入れた比較的シャープな印象に合わせたカラーグループ。漆黒から雪モチーフのホワイトまでの無彩色を中心としながらも心の明るさを表現しているよう。
自然を想起させるグリーン系カラーを中心としたカラーグループ。自然に生まれたものか人の営みから生まれたものかわかりませんが、コロナという未知のものと対峙するときグリーンのような落ち着きと相手を理解する心が必要なのかもしれません。
4.Sensory Blood センソリー・ブラッド
人と人との接点が薄くなり、バーチャルな世界が広がる中、人間らしさの希求、人種や個性を尊重するムードも高まります。血の通った熱量のある動的な存在を意識するカラーグループです。
このページでご紹介している内容をクイズにしました。全部で4問です。回答を選ぶと結果が表示されます。
ライター・編集者
カラーオン Mitsuru
カラーコーディネーター
自転車店勤務時代にウェブデザイン・チラシデザインの制作、オリジナルデザイン自転車(TVドラマでも使用)の企画を担当したことから色彩の世界へ。
「色彩が社会を元気にする!」をモットーに、多くの人が色・コーディネート・デザインを楽しめるようにコンテンツをご提供しています。